I love 西原.

女の子ものがたり

家内が図書館から借りてきた．あんまりオゲレツでない西原ワールドが楽しめる．きったない服着た子と，いい服着た子に囲まれて，どちらにもなじめずにいた自分の小学生時代をあの頃のニオイと一緒に思い出します．
　この本に出てくる女の子も，

不平等社会日本―さよなら総中流 (中公新書)

の佐藤俊樹さんも二度と戻らないだろうと思って故郷を後にするわけですが(厳密には西原さんのは決意，佐藤さんのは予測なのかもしれませんが)，自分はそんな決意も予測もなく親元を離れました．
　故郷から昨日戻ったわが子たちも，きっとこの『女の子ものがたり』を読むでしょう．
　家内から西原氏が毎日新聞で連載中の『毎日かあさん』（単行本化されたものはこちら

毎日かあさん カニ母編

毎日かあさん2 お入学編

）について，お子さんの学校から「学校をネタにするのは勘弁してくれ」と言われて自粛中だと聞いたのですけど，ほんとですかね．最近学校ネタ少ないのでさびしいのですが，まあ，学校側としちゃたまらんものがあるのかもしれません．物書きの親はやっかいでしょうね，学校側としちゃ．「表現は迷惑だからね」といったのは戸井十月だったか糸井重里だったか．