平野貞夫

 videonews.comで平野貞夫参議院議員外国人特派員協会におけるスピーチと,平野氏出演のマル激トーク・オン・デマンドを視聴する.いずれも大変に面白い.平野氏は長い間衆議院事務局で勤務したのち,参議院議員になった人物で,小沢一郎の懐刀として知られた人物である.その中で,彼の新著が紹介されたのでamazonで注文する.

公明党・創価学会の真実

公明党・創価学会の真実

公明党・創価学会と日本

公明党・創価学会と日本

.マス・メディアはほとんどこの本を書評などで扱わないそうで,さらに平野氏はどうも公明党党首の神崎武法氏から刑事告発を受けているということなので,これは読まねばと思った次第.ついでにいくつか公明党関連本を注文する.
 平野氏は公明党が一旦解党して新進党に合流したことを高く評価する一方で,小泉政権下の公明党を強く批判している.しかし,新進党*1が解党しなければ公明党の復活もなかったわけで,このあたり解党を決断した小沢一郎にずっと付き従ってきた平野氏が,現状に対して責任がないわけであるまい.マル激トーク・オン・デマンドでは,この辺りの点には触れられていなかった点が少し残念であった.
 しかしなかなか平野氏の話は面白かった*2ので,今後著作やメディアなどにおける彼の活動をウォッチしていきたい.

*1:今の学生に新進党といってすぐわかるかな?

*2:特に竹下論「自分の地位なり利権を守るために奇麗事を言うタイプ」とか,橋本龍太郎,大二郎論「何回かだまされたり喧嘩している関係.おふたりとも日本を良くする政治家ではない」など.