明日は我が身

 『PLAYBOY』10月号を購入.森達也「A3」を真っ先に読む.出自によって入学を取り消すという差別に対して,ほとんどの人権団体が抗議を表明せず,彼らにとってさえ「オウムは例外」という扱いになっていることが書かれている.注目していた三橋修に対する批判はあまり冴えを感じなかった.「テロリストの娘に来られるとそれでなくても苦しい大学経営に支障をきたす」とでも三橋が答えれば,森は満足したのだろうか?
 いずれにしても重要なことは,「おそらくほとんどの大学は『ウチに来なくてよかった』と胸を撫で下ろしているはずだ.ならば和光だけを,対岸の火事にしても意味がない」(p.96)ということ.