Scheiner(2005)

 読み始めました.

How Electoral Reform Boomeranged: Continuity in Japanese Campaigning Style (JCIE Papers)

How Electoral Reform Boomeranged: Continuity in Japanese Campaigning Style (JCIE Papers)

に収録されている拙稿が引用されていました.素直にうれしいです.この拙稿はミシガンでもキャンベル先生が日本政治のproseminarでassignして下さっていました.これも嬉しかったなあ.
 このOtake本は
政界再編の研究―新選挙制度による総選挙

政界再編の研究―新選挙制度による総選挙

の英語版です.アマゾンでは現在在庫切れとか.若干手持ちがあるのでオークションに出そうかな.ちなみに先日のキムラシャチョー研究会でお目にかかったDr. Kangからも読みたいとのご希望をいただいたのでお送りすることにしました.やっぱり英語で論文を書くって大事だなあ.
 話をScheiner(2005)に戻すと,本書の主張はfiscal centralizationとクライアンテリズムの結合が,自民党に対抗する政党の発達を阻害しているというものです.この議論自体は私も前から考えていたのですが,もたもたしている間に書かれちゃったなあという感じ.やっぱり,先に書いたもん勝ちです.でも怠惰で上昇志向の希薄な私は「自分ががんばんなくても人がやってくれるんだなぁ」と思ってしまうところもあります^^;;.