observable implications

 理論を学生になんて説明したらいいかを考えながら,高校生のときに買った

哲学事典

哲学事典

をひいたところ,こんな記述があった.

「理論は基本的に二つの部分に分けられる.一つは純粋に理論的部分であり,他はその理論的部分をすでに知られているものと関係づける部分である.一般には,そのすでに知られているものとして,われわれが経験し観察できるものがとられる.純粋に理論的部分で用いられる言語を理論言語,その命題を理論命題といい,われわれが経験し観察できるものをのべるに用いられる言語を観察言語,その命題を観察命題という」(p.1481)

 これを読んで,observable implicationsの邦訳が

政治過程論 (有斐閣アルマ)

政治過程論 (有斐閣アルマ)

社会科学のリサーチ・デザイン―定性的研究における科学的推論

社会科学のリサーチ・デザイン―定性的研究における科学的推論

で「観察可能な含意」とされていたけれど,観察命題と訳したほうがわかりやすかったかもと思ったりなんかして.