Show goes onもしくは自民圧勝?

 私のところに取材に来たある新聞記者さんは自民党の候補者を評して,「落下傘候補でもいいけどもう少しましなのつれてこいと言いたい」と言っていた.民主党も「議員になれるなら自民党でも民主党でも」ってやつらはさっさと淘汰できるようになってほしいな.それには候補者の選抜過程をきちんとしたものにしないといけないし,なにより民主党という政党のアイデンティティを明確にしないとね.今のままじゃ自民党に反対し政権交代を叫んでいれば100議席は維持できる第2社会党みたいになってしまう.
 おんなじようなことは社民党にも言えて,護憲だけ叫んでれば国会に何議席か確保できるだけの政党だったらあんまり存在意義を感じない.共産党にしたって「確かな野党を」と寝ぼけたキャッチコピーを叫んでいるようじゃ不要だ.これら野党がやるべきは,毎年自殺者が3万人出ていることを訴えて,小泉に任していたんじゃその数はさらに増えるぞ,とアピールしていくことだったろう.国家安全保障もいいけど日本国内の「人間の安全保障」にもっと注目しろと叫んでいれば,もう少しなんとかましな選挙戦が戦えたんじゃないだろうか?とにかくこれだけ工夫がなければ,Show goes on.小泉劇場の興行が続いたって不思議じゃないわな.ま,とにかく選挙は明日だ.